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ガラス瓶ポリシー

一昨年、一部のお客様からリクエストで「放射能に汚染されていないガラス瓶での商品提供ができないのか」とご指摘承ってから、段階的にガラス瓶を四国産 兵庫県産のものに変更して提供しておりました。しかし、今回ガラス瓶の運用を見直ししまして関東産のガラス瓶も使用することへポリシー変更をいたしました。理由は、四国産 兵庫県産のガラス瓶の種類・選択肢が非常に少なく、また用途やニーズに合致した瓶を調達できないからです。そしてもうひとつは、放射性物質がガラス瓶製造の段階で付着することは「限定された環境で起こりうること」であって(たとえば現在解体中の原子力発電所の排気塔が事故などで折れて数十兆ベクレル単位の大量放射性物質が空間中に飛散するなど)、いち零細食品メーカーとしましてはガラス瓶よりも先に検討すべき事項が多く、たとえば原材料にこだわるなどがいまのところ対策できる最大限のことと考えます。仮に現在の福島第一原発のメルトダウンしている状況が「放射性物質の大量放出過程にある」という極端な見立てでも、そもそも放射性物質はガラス等の物質と親和性が高く、分子レベルでガラスと結合してしまうそうです。ひとたび瓶と一体化した放射性物質は放射線を放出することがあっても、ガラス瓶の内容物に放射性物質自体が溶け出すことは考えにくい(=理論上、中身は汚染されない)。また万が一、フローティングしている放射性物質があるとしても、空き瓶の「機械洗浄→煮沸消毒」の段階でガラス瓶内外部に食品を汚染するようなゴミが付着することはありません。このことなどから総合的に判断し、原則、ガラス瓶の生産地は問わない方針をたてました。引き続き食品衛生に十分留意して生産をさせていただく所存です。

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台風一過、ホップ倒壊

こっそりというわけでもないのですが、3年ほど前に英国からホップの種を取り寄せて試験栽培していました。種からの栽培が結構むずかしく、結局残ったのは1株だけでした。その1株も長らく花を咲かせなかったので「オス株」だと思い込んで放置していたHOPなのですが(※ホップは雌雄があり、雌には雌花、雄には雄花が咲く植物です。オス株はなんの役にも立ちませんが、メス株に咲く花は鞠花といってビールの原料やハブティーなそとして使うことができます)、今年になってふと見上げてみると無数の鞠花を咲かせているではありませんか。そうか、メスだったのか……と感慨深く、せっせと有機肥料など施したのがほんの数週間前。それが本日、台風8号が過ぎ去って、完全に倒壊していました。めそめそしながら倒れたホップ株を起こしまして、いまさらどうにもならないのでため息をついたりしています。あとで残った鞠花を収穫して、天麩羅にして食っちまおうと思っています。残りは乾燥させてハーブティーに。来年こそは台風に負けない工夫をして、販売できるくらいたくさんの鞠花を作るつもりですのでお楽しみに。

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菊陽町さんふれあ

菊陽町の「総合交流ターミナルさんふれあ」直売コーナーにPACAFARMを扱っていただくことになりました。現在は非オーガニックの家茶シリーズ『阿蘇イチゴ岳』のみ販売していますが、PACAFARM農園のオーガニック加工品も順次販売を予定しています。

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ミックスベリージャム再開予定のお知らせ。

阿蘇宮地地区の畑を返却したことによりマルベリー(桑実)の入手が困難になったため生産終了を予定していました『自然栽培で実った桑とブラックベリーと野苺のジャム』ですが、現在管理している内牧地区の畑の段下、土手に沿って桑の木が複数本生えていることが判明し、急遽、桑の実を収穫することになりました。昨年同様、自社栽培のブラックベリーと野苺は確保できるので、本年もわずかな数量ではありますが『自然栽培で実った桑とブラックベリーと野苺のジャム』の販売を継続いたします。

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阿蘇烏龍

私が預かっている茶畑は標高450mくらい。台湾の凍頂山の茶畑が標高500m(~800m)程度というから、いうなれば阿蘇は日本の凍頂ダヨ・・・ということで、数年前からウーロン茶生産の研究を続けてきました。凍頂烏龍茶は微発酵のウーロン茶で、追熟テクノロジー(?)で香りを引き出したモダンなウーロン茶ですが、現在私のウーロン茶は半発酵以上の福建とかの鉄観音系烏龍茶を目指しています。

なんて偉そうに言いましたが、ど素人が見よう見真似で創めたジャパニーズ烏龍茶造りですので、試行錯誤の繰り返しだったりします。昔から台湾の凍頂烏龍茶が好きだったので、阿蘇に茶畑をお借りできてすぐに「凍頂を自作してみよう」ということになったのがきっかけ。書籍やネット情報が頼りでしたから、発酵しすぎて失敗、乾燥させすぎて失敗、なんだか理由がわからないけど失敗。失敗の連続。あるときは雲南省の沱茶みたいになって(といっても沱茶のように美味しくならず)、あるときはリプトン紅茶の出来損ない。それから紆余曲折を経て「うん、鉄観音も良いよね」などとヒトリゴトをつぶやくまでに至り、現在の阿蘇烏龍茶造りへとまい進している、真っ最中です。

そんなわけで今年も、性懲りもなく烏龍茶を造っています。今年はなんといっても茶摘をしてくれるメンバー(奥さん)がいないので、自分でせっせせっせと茶摘して作業しているのですが、当初は「1人で茶摘はきついだろう」と冬の間に茶摘ハサミを購入して万全の体制を整えていました。それが実際使用してみると、茶摘ハサミは手摘みに比べて「仕事が雑!」で枝とか要らない葉っぱも採れてしまうので、それを後で選別するほうが大変ということが判明。結局は手で摘むという原始的な方法で収穫しています。世の茶生産組合さんは立派な選別機とかいろいろお道具をお持ちかと思いますが、にわか弱小茶生産工場としましては設備投資には茶摘ハサミが予算限度の精一杯。その茶摘ハサミも選別機があってこそのお道具だと判明しまして、結局のところ「手摘み少量生産体制」を維持したままの烏龍茶生産なのであります。

また「PACAFARMの少量生産自慢」をしてしまいましたが、今年はその阿蘇烏龍茶を販売しようと思えばこその予防線・・・いくらで販売しようか、HOW MUCHというわけで、後のことは考えずにどんどん生産しています。仮に「阿蘇のウーロン茶? そぎゃんもんはいらんばいた」と通りすがりの人に言われても大丈夫。烏龍茶は無酸素状態で熟成が進むので、売れ残っても年々まろやかで美味しい烏龍茶になるから売れ残り在庫の恐怖はゼロなのです。事実、20年以上熟成させた烏龍茶はフルーツのような芳香を放つといわれていて高値で取引されているほどです。

話は長くなりましたが、ぜひとも、うちの阿蘇烏龍茶をお楽しみに!