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宮原地区の畑を返却しました。

宮原地区に所有者不明の空き地をお借りしていましたが、土地を取り囲むように除草剤(こちらの方言で「草殺し」)を撒かれてしまったので、地区の空き地を管理されている美化運動のリーダー様へ返却する連絡をしました。この空き地は約5年の月日を費やし、麦栽培、そば栽培、大豆、とうきび栽培など緑肥・有機質を投入して土壌改良してきた「とても手間のかかった畑」で、昨年からキクイモ栽培を始めた畑です。良質のキクイモが収穫できる自慢の畑として定着させるところでしたが、いまになって除草剤を散布されてしまったことは残念でなりません。損害賠償を請求するべきかも検討しましたが、空き地の雑草が嫌だった地区方々の積年の不満(?)が今になって現れたのだと自覚し、自然栽培・有機栽培を標榜する私どもも該当地区に迷惑をかけていた面があったのだろうということで、これ以上問題を大きくしないことにしました。300キログラム程度のキクイモを収穫できる予定でしたが(500円/Kg 計算で約15万円)、台無しに。そこそこ高価な有機肥料など炎天下に追肥投入し大切に育てていたキクイモです。事情を聴取しましたところ、キクイモに除草剤を直接かけたわけではありませんので、除草剤を散布なさったご本人に悪気はないようでした。しかし、キクイモへの適用のない除草剤(グリホサート)が雨などで流れてキクイモが根から吸収した場合はキクイモも枯れてしまいますし、枯れなくとも「汚染されたキクイモ」になります(除草剤や農薬には「適用」というのがあって作物に許容されている薬品の種類や量がそれぞれ法律で定められているが、不適切に薬品を散布した野菜などは違法性が問われ禁固刑や罰金を課されることがあります)。「事情をちゃんと表記して格安の種芋として販売すれば」などいろいろ考えましたが、どのように妥協しても、もはや除草剤に汚染された収穫物を流通させることはできません。というわけで、その畑は価値をすっかり毀損されてしまいましたので、本日をもちまして空き地(畑)ごと「破棄」することにいたしました。