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よき理解者。

うちが去年暮れから販売開始した『気緑茶』シリーズ第一弾の「ホーリーバジル」ですが、最初はまったく売れずだったのが最近リピートのお客様に少しずつ売れるようになって来ました。ホーリーバジルは“アダプトゲン”といってストレスを抑制して体内の免疫力を高めたりホルモンバランスを整えたりと、西洋医学的には眉唾に相当するようなアユールヴェーダのハーブではありますが、実際に花粉症の人とかが喜んで買っていかれるので、合っている人にはとても合っているハーブなのだと思います。まあ、薬事法の関係で効くとか効かないとか言ってはいけないので、お好きな方どうぞというかんじで売っています。

『気緑茶』はいわゆる生鮮野菜や食品と違って「健康食品」に類する商品なので、ただでさえ無農薬とか有機栽培とかニッチなデマンドに対して食品を供給しているPACAFARMとしては、さらにエッジを効かせた商品群になりますので、平たく言うと「必要なお客様にリーチしにくい」製品だと思っています。機能性があるハーブとはいってもクスリではないですし、効く人効かない人、法律もさることながら自然物ですから実際には合っている人には良いけれど、合わない人には「なんだこりゃ?」となりかねない。もともとうちのような有機農家のものは「高いくせに虫食いで汚い」とか意地の悪い評価をされがちなので、マーケットにおいては悪い印象を抱くお客様も多い。ので、私たちとしては「よき理解者」としてのお客様を積極的に探さないと、日々の奮闘・努力も甲斐なく涙涙の陽が落ちるようなことになりかねません。

で、もうちょっと認知度を上げたいという人並みの希望を求めて、常日頃より都会で売れないものかなどと考えたりしています。人が多くいれば、それだけうちの商品をお求めになる人に出会える可能性が高まる。大都市には自然食品・健康食品・マクロビオテック系のお店など多々あります。そんなお店にコンタクトをとってみると、中身のことより価格のことばかり訊ねられることがあります。PACAFARMの商品は大量生産ではない品質を目指しているので、なかなかバルクでの卸値ディスカウントの要求に応えることができません。親切そうな店の外観と裏腹「置いてやっても良いけどいくらで出せる?」と安くたたいてくるのはビジネスだから仕方がないとはわかっていますが、そのような店に買ってもらいたくもない。では、委託販売できるような産直店でこちらが価格と在庫の管理をできるのがベストなのですが、遠隔で商品管理をするのはとても難しいです。現在、熊本市内、福岡県など比較的近隣の店舗で委託販売をお願いさせていただいてますが、お店の方のご理解があって、それに私たちが甘える格好でようやく成立しているというのが実情だったりします。

東京都出身の私とて店をやっている知り合いが多いというわけでもありませんが、高校生のときから仲良くしている中目黒の画材店のせがれがいて、多少甘えても面倒をみてくれる友人がいます。画材店で野菜や食品を売って売れるわけないとは思っているのですが、毎年さくら祭りの季節になると「人がいっぱいくるから宣伝してやるよ」と親切に言ってくれます。そこで今年はPACAFARMの『気緑茶』と『天日干黒蒜(黒ニンニク)』を送りました。この数日、花見客に店頭で『気緑茶』の試飲をしてくれているとのこと。さくら祭りが終わっても手が空いているときなら一声かければ、試飲させてくれるそうです。雅光堂という中目黒の野沢通りと目黒川の交差点、都内に住んでれば必ず車で通るような一等地の交差点にあって、中目黒周辺の著名クリエイターら御用達の画材店です。良い店であり、良い人たちです。ぜひ足を運んでみてください。