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サンマルツァーノ(トマト)の食べ方

毎年この季節にはサンマルツァーノを出荷しています。サンマルツァーノといえばピザやパスタにとイタリア料理にかかせないトマトですが、多くの方はドライトマトや水煮のホール缶を想像するらしく「生は食べ方がわからないわ」という意見をよく耳にします。普通のトマトは水気たっぷりなのに対しサンマルツァーノは見た目がハードなので、水を足したり調理しているかもしれませんが、実はサンマルツァーノも自分の水分だけ調理できるみずみずしいトマトなのです。

洗って適当に二つ三つに割ったサンマルツァーノを鍋で火にかけ混ぜていると写真のようにトマトから水分が滲みわいてきます。五分ほどしつこく煮続ければ最後はジュースと皮と種だけに。それをざるでこしてしゃもじとかで押し絞れば、簡単にサンマルツァーノのスープが完成。これをベースに魚介類と炒めてソースにしたり、煮詰めてペーストなどにしていきます。

ちなみにホール缶のサンマルツァーノはトマトジュースに浸かっていますが、あのジュースはサンマルツァーノの果汁ではなく普通のトマトジュースだそうです。まあ、サンマルツァーノで作ったスープ(ジュース)は味が濃く、まったく別物なのは食べたことがあればすぐに違いがわかるほど、サンマルツァーノは「いかにもイタリアン」といったトマト。説明するより食べてもらう方が早い食材の典型です。

リコピンなどの抗酸化成分も普通のトマトの数倍あるそうで、無農薬のサンマルツァーノを見つけたら、ぜひ買って食べてみてください。